2019/09/26

ダイジェスト企画始まったよ∠(* L *)


みなさまこんにちは。


今日はブログはじめに、忘れていた存在をご紹介したいと思います。
この方です。





何か…わかりますかね?


一応、ハシビロコウをイメージして作りました。

脚が若干太いのが気になる所ですが、これ位無いと、上半身(?)くちばし(?)を支えきれなかったのです。

売り物にはならないと判断したため、作業場に置いていましたが一応紹介しておいた方が、ハシビロコウも悲しい思いをしないで済むのではないかと考え、撮影しました。

一緒に写っているトロピカル(季節違い)な花は芙蓉(フヨウ)の花です。この花の葉っぱには毛虫がめっちゃつきます。
でも小さめの緑色のシャクトリムシみたいなヤツは、うちのカナヘビ達のごはんになるので、毎日芙蓉の葉と睨めっこしております。

さて、作品を紹介し終わったので、これまで書いてきたブログダイジェストまとめを新規読者様のために軽い気持ちで、いや、硬派な態度でつづっていきたいと思います。
詳細を知りたい方は、お手数ですが過去記事まで遡ってください。


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Plastartで使われている
【漆喰】および【漆喰置物】について、
ご紹介したいと思います。
とりあえずこれが基本なので、あえて書きます。
でも色んなとこで書いているので、「またかよ」って思うかも知れませんがその場合すみません。

さて、漆喰は昨今、
ホームセンターなどへ行けば
「塗るだけ簡単!」
「ローラーがあればすぐ塗れる!」
的な既製品が売っていると思いますが、
Plastartの漆喰は一味違います。
何が違うって、漆喰を1から作っている
というところ。



そもそも漆喰は日本で古くから使われています。
お城や蔵などに。そして押入れの壁などに。
漆喰には色んな特性がありますが、
その一つに吸水性、吸湿性というものがあります。ここテストに出ます。
なるほど、だから押入れは漆喰壁が多いのですね。
ちなみに防火性も高いのだそうです。

Plastartの漆喰はもともとは
家のセルフリフォーム(DIY)で壁材として作ったものです。
ではその漆喰がどのように作られるのかを実際にご覧いただきましょう。


これが漆喰ですね。ここに至るまでにどのような過程をたどるのか…というと








これが消石灰の姿です。強いアルカリ性で、抗菌作用もあります。
消石灰は化学式で書くとCa(OH)2。どうでも良い情報。眠くなった人、挙手。

そういえば、鶏インフルの時とかにばらまかれている白い粉は消石灰ですね。
次に登場するのが…


フノリ。何やねんフノリって、聞きなれんわあ。
という方も、これを機にフノリの存在を脳に叩き込んでください。
フノリは、言っちゃえば、海藻の塊です。これを、


庭で、ドラム缶に入れてグツグツと煮立てて天然の【のり】を作ります。
なんて原始的な、のりの作り方。

そして炎!火事なりそうな炎はアレですよ。加工じゃありませんよ。


こうして手間暇かけて作ったのりは、


この【スサ】と呼ばれる細かい麻などの繊維
(これがツナギの役目を果たします。ハンバーグで言えば玉ねぎとか卵とか。)とともに、



消石灰+フノリ+スサの方程式で、よーく攪拌します。
よく混ざったら、天然の漆喰の出来上がり。

化学糊を始めとする、無駄な添加物は入っていないピュアな漆喰です。
まるで私自身のことを書いている気分。(←

これが壁材になる訳ですが、
Plastartではこれを置物に使います。

でも漆喰って…工作用じゃないから、
作業過程に色々面倒な点があります。
まず、固まりにくい。
固まるのに凄く時間がかかります。これもポイント。テスト出ます。
水分含有量も高く、
成形するのに非常に使い勝手が悪いです。
アルカリ性で、手が荒れるのでビニール手袋は必須。
目に入ると失明のおそれさえあるのです。
Plastartの置物を作っている時は
混入防止用にメガネをかけてマスクをしているのですが、
それでも石灰の粉末が目に入ってしまうみたいで、
Plastart開業手前の現在、目が非常に痛いです(涙)

失明のリスクを背負っているだなんて…っ(涙)
(眼科行け、もしくは保護メガネかゴーグル使え)

とにかく。
漆喰で置物を作るのは、
水分と重力のバランスが要になってきます。
つまり、放っておくと、
重力に負けてグニャっと下方に物体が
ひしゃげてしまいます。
ではどうすれば良いのか。
ある程度固まるまで側を離れない…
もしくは赤子を抱えるようにそっと両手で抱きかかえ続けるという、
これまた原始的な方法を選んでいます。

さて、漆喰の作り方は上記で説明を終わります。
ここからは漆喰の置物の作り方を簡単にご紹介したいと思います。



ある程度固まったら見守り作業を終え、
成形作業に入ります。
ちなみにある程度固まるには、
作る物の大きさや形状によりますが、
1日〜2、3日かかります。

とにかく最初はグニャングニャンで
成形どころではありません。
この辺が粘土とは違うところですね。
ほぼ完全に乾燥し、固まるには
およそ1ヶ月(か、それ以上)の
期間を必要とします。(大きさ等による)
一品1ヶ月!すごい!

グニャングニャンな物体を
なんとか試行錯誤で予定の姿に近づけていきます。
失明のリスクもかかえている私も、
夜は眠らないといけないので、
漆喰とはしばらく距離をおくことになります。
その時は必要に応じて、水をスプレーしておくか、
ビニール製のもので覆っておく等の工夫をしています。
むしろカラッカラに乾かしたい時は当然放置で。
この判断が難しい所でもあります。


ボツ作品もご紹介した作品もありますね。

だいぶ乾いたらやっと硬化してきて、
成形ができます。ここまで来るのに
どれだけの工程を辿ったことか。漆喰め。漆喰なんて大好きだ。

ちなみに、漆喰の壁に水を大量にスプレーしても、
瞬時にその水は吸収されます。

コンクリートとかだと
タラタラーっと垂れますよね、水滴が。
その特性を活かして、漆喰置物にアロマオイルを数滴落として
フレグランスを愉しむこともできますよ。
これはまた別の機会に、ブログにします。
着色料の無いオイルを使う事を推奨いたします
(着色料のあるオイルがあるのかどうか知らないけど)。

漆喰作りの過程、および、
漆喰置物づくりの大雑把な説明、
いかがでしたでしょうか。

つうかダイジェストなのに長くね?


おっしゃる通りです。
大事な所なので、1回目は長いんです。
これでもちょこっとははしょったので、忖度お願いします。
次回からは少し軟派になります。

漆喰はいいですよ。
見た目の独特な風合い。
落ち着く。明るい。白い。なんか白い。

Plastartの漆喰置物も、
感触も見た目も落ち着いた雰囲気ですよ。
(いかついのもあるけど)


そうそう、大事な事を書き忘れましたが、
漆喰は硬化前は強アルカリ性ですが、
硬化後はアルカリ性が弱まり、硬化度が半端ない為、
人体に害があるとは考えにくいです
(実際壁材として長年使われています)。
ただし、固形物を無理やり目に突っ込んだりしない場合に限ります。
裸眼に置物をぶっさす猛者がいたらそれはそれで凄いですが。


小さなお子様やペットがいるご家庭では、
装飾用の金具がある事も考慮の上、
配置場所を厳選していただいた上、
あくまでも大人のための【置物】、
おしゃれに言えば【オブジェ】としてご利用いただければ、
安心して漆喰の良さを最大級に堪能できると思います。

長くなりましたが、
一番基本的な説明はこれで終わりたいと思います。


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ありがとうございました。

では、

See ya..


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