2018/09/18

<実験>漆喰置物の強度2*耐火性能実験

さて、今日は全然話が違うのですが、
漆喰の耐火性能について簡単にですが実験してみました。

漆喰の主成分は炭酸カルシウムです。
それは不燃性の成分から構成されております。

つまり、耐火性能に優れているというわけです。
だから昔のお城や蔵が漆喰で塗られていたのですね。

どれくらい火に強いのか、簡単に、と先ほど書きましたが、
安易な方法で実験してみました。

あ、そうそう。漆喰は燃やしても、
化学物質のようにダイオキシンなどの有害ガスを発生させる危険もなく
環境にも人にも優しい素材なのです。


この漆喰フクロウは…御多分に洩れず、
随分前に作られたけど、「Plastartではない。」
と判断されたかわいそうなフクロウナンバー6です。

そうそう!かわいそうフクロウ(商品化されない組)
ナンバー5こと、フク美の事を今朝観察してみました。
その様子を、アロマプラスターの記事の最後に
追記として書きました。ご報告まで…。

で、話は戻りまして、このナンバー6。
ナンバー5のフク美は幸せ者でした。
破壊もされず、良きかほりを放っているだけなのですから。

ナンバー1から4は悲惨でしたね。
知らないという方は過去記事をご参照ください。

今回のナンバー6は、
史上最悪に不幸な道を進むことになります。
こんなつぶらな目をしているのに。無慈悲なJaneめ。

このナンバー6には、
フク郎というお名前を与えましょう。
フクロウとサウンドが変わりませんが。

フク郎は本日の耐火実験の被験者となってもらいました。


家にあったブリキの入れ物にろうそくを入れ
(新品ろうそくがたまたまあったので)、


L字のアイアンで支えを作って、
庭に落ちていたカゴをひっかけて……


乗ってもらいました。
感情移入すると辛くなるので、ここは心を鬼にして、
漆喰がいかに火に強いかの実験であると
割り切って進めていきたいと思います。


3時前、スタート。



こげてきました。


半焦げです。ろうそくが小さくなってきたので、
ざるの位置を下げるべく、支えをL字アイアンから、
マイPlastart用ツールを持ってきてそれらに変更。


約1時間後、終了。ちなみに火をつけている間、
焦げている臭いもほとんどしませんでした。
クンクンと臭ってみたんですけどね。
化学系の物質が含まれていたら多分、
ウッとくる臭いがあると思います。


フク郎、救助。ペンギンみたいになってしまった。

フク郎自身の体温は、勿論上昇していました。
手で持てないくらいだったので、ピンセットで移動。


こげが落ちるかどうか、
木製のナイフみたいなやつで擦ってみました。
こげはそれほど取れませんでしたね。

フク郎はまだ熱を持っているのですが、
硬度は全く変化なしの感触。
鉄のMYスクレイパーなどで削いだら綺麗に落ちそうだったけど、
スクレイパーに焦げがついてしまうのでそれはやめときました。
(洗えばええやん)



焦げ落としに専念するJane。
写真は学校からちょうど帰ってきた長女が
「撮ったろか〜?」と、撮ってくれました。

結局焦げはこれ以上落ちませんでした。
まあ、表面は炭化はしますよね。
この時点でのフク郎の変化は、
体が熱い以外に、コゲが凄い。というところ。

ではこの、1時間ろうそくで火あぶりされた
フク郎は脆くなったりしているのか検証。


デター。金槌。

トントン、と弱めに叩いてみました。
鍋の中でフク郎が転がり回るだけで、
何の変化もありません。

中くらいの力を出して数回叩いてみました。
転がり具合が激しくなるだけで、
他に変化はありませんでした。

もうこうなったら、本気出していくしかなくなってきた。


何回か、全力で叩いたところ
桃太郎の桃のように真ん中でパッカーンと割れました。

ということはですよ。
普段の漆喰置物と何の変化もなかった
という事です。はい。

まあ、ろうそくの火力でね、
たかが小一時間の実験なので、
データとしてはいかがなものかと
自分でも苦笑しちゃっているんですけど。
でもまあ、
なんとなく火に弱くはないって事はわかりましたよね?

わかりましたよね?

いえいえ、強要なんてしていませんよ。
すこぶる微笑みながらの問いですから。

というわけで実験結果発表!
漆喰置物は1時間ろうそくで熱せられても元の状態と変化しない。
つまりなんとなく火に弱くはないと思う。

という革新的な結果が、
フク郎の体を張った実験のおかげでよくわかりました。

実験終了後も、
部屋が焦げ臭いということもありませんでしたよ。

ガスバーナーや火炎放射器で派手に実験したかったのですが、
色々な制約やリスクがありましてやめときました。
(ガスバーナーはあるけど火炎放射器持っていません。)

そういうわけです…が、漆喰置物を
お家へお迎えいただいた際は、
耐火性能を実験することは絶対にやめてください。

漆喰は燃えないと思いますが、
他のものが燃える危険性があります。
今回は厳重な安全環境確保の上での、
販売者としての実験なので、
どうか燃やすために買わないでください(涙)

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