2018/10/05

[失敗]は完成度を高める[要素]

どうも、Janeです。
今回は、話はそこそこに、
写真満載で臨場感を披露させていただこうと思っています。
題して、[長女の連写撮影に頼りまくるの巻]

 

いつも通り、何かを作っているJane。
何を作っているのかは、この時点では多分まだわかりませんね。


おっと、視線が深刻になってきた。
これは悠長におしゃべりできるシチュエーションではない事を
物語っている……んだろう。


スクレイパー片手に何やらゴソゴソと、
慎重に取り除いている様子。


これは実は、粗めの痕を削ぎ落としているんですねえ。(解説風)
下手すると指ズバーっと切るであろうと思われる程、切れ味の良いスクレイパーは
扱うのに慎重をきさなければなりません。


慎重かつ丁寧に……
おっと、そろそろ作品の姿が見えてきたか?
でもいいんです。これはまだ序の口。仕上げまでまだあと1万キロ位。


例え、まだターニングポイントを超えていないとしても、
試合はもう始まっているのには違いない。
ここでヘマすると、また1からのスタートになる。
私は普段、激烈に大胆ですが、こればっかりは慎重に、細やかに……


道具、変わりまーす。
これは最近、とある雑貨屋で入手したバターナイフ。
以前使っていたバターナイフは、金属の色が着くようになってきたので
新しいものをGETしたのである。


丸みを帯びたバターナイフは、さらに細かい粗をなめらかにするのに役立つ。
このバターナイフは、持ちやすさも評価できる。良い兆候。
難しい部分(折れやすいとか、壊れやすそうとか)の
スムージングに格好の道具になりそうな予感。


話しかけられても耳に入ってこないトランス状態。


おお…このバターナイフ、ええやん。
どこ製だろう、メイドインどこじゃ。
と思って裏面を見たら、MADE IN TSUBAMEって書いてあった。
なるほどお…TSUBAMEで造られたのか。(安易)

少し調べてみると、新潟県燕市で生産されているもので、
燕商工会議所が審査・認定した優れたデザイン・品質のものだけがTSUBAMEの
ロゴを使うことを許されている物だそう。
あ…どおりで。


なるほど確かに使いやすいし、色移りなども無い。
だからといって、TSUBAMEブランドに依存して乱雑な手作業になってはならぬ。
TSUBAMEブランドとタッグを組んで、
より一層洗練された作品を作って行く所存である。(ナレーション)


ハケでせっせと削いだ粉のダマなどを落とす。

あ、さっきも言ったように、これ、全然完成形じゃないですから。
やっと骨組みが乾いてきたよー。
程度ですから。まだまだこれから先が勝負どころですからね


大事な部分は、ハケも選別。
あ、これ、見たらわかる人もいるかも知れないけど、
小鼻の角栓(?)を綺麗にするやつ。
だから物凄く、毛並みが優しいんですよ。
コレ、使えそう!と思って買ったアイテム、実際使えてます。




これは単純に水です。怪しい何かではありません。
ただの水道水です。
以前使っていたスプレーは、結構大雑把に水が吹き出すので
もっとミストに出るスプレーを書いました。
おかげさまで、必要部分にピンポイントで水分を追加できるように。
そういう、道具の進歩も作品の進歩に繋がるのです!
ブラヴォーウ!


ミストをする事で更に滑らか仕上げにしたり、
スクレイパーやバターナイフでは取りきれなかった凹凸を
除去しやすくなったりします。


ミスト完了後に手入れをするJane氏。


もう、眼光が真剣過ぎて逆に引く。
でも、それくらい真剣に作っているという事です。
さて…そんな感じで今日も作業工程を見ていただきました。
今回も順調に、チャンチャン♫
で、済むと思ったら……
長女の撮影タイムが終わったその直後、バキーン……
細部がお…れ…た……。

オワタ……オモタ。

その時のJaneのイメージ図↓

※画像はリサイクルです

もう諦めようかと思った。
私には無理な作品なのかと思った。
あれだけ慎重に時間をかけてやったのに。
あんなに、重力のバランスとかも計算して
試行錯誤で進めてきたのに…。

ここで終わってしまうだなんて。

投げ出したかった。逃げ出したかった。
でも、苦境を超えてこそ、作品は研ぎ澄まされる、
そんな考えが、どこか頭の中にあった。

諦めるのか、Jane。
いや、諦めない。

失敗する事で、作品としての完成度は上がる。

せっかく、将来どなたかの手に渡る宿命にあるかも知れない
この作品を、より一層洗練された、
より一層安心して、漆喰置物の良さを愉しんでいただけるような
そんな作品が作りたいんじゃないのか、Jane。

そんな自問自答の末、
私はもう一度、何が問題だったのかを熟慮し、
手を動かしたのであった。

まだ先になると思うけど、
無事乾燥し、完成した姿を
このブログを読んでくれている皆様に
見せる事ができますように…!

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